今回はネットニュースの記事を紹介します。
生態系に影響を及ぼすおそれがある「特定外来生物」に指定され、刺されると激しい痛みが出る「コカミアリ」が、日本で初めて岡山県の港で見つかりました。
環境省によりますと、今月3日、岡山県倉敷市の水島港国際コンテナターミナルで、コカミアリおよそ30匹が見つかったということです。コカミアリはターミナルに置かれたコンテナなどで見つかり、日本への侵入が確認されたのは初めてです。
コカミアリは中南米が原産で、定着すると生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして、「特定外来生物」に指定されています。
また、刺されると激しい痛みが出て水疱状に腫れますが、これまでに日本で見つかったコカミアリに刺された人は確認されていないということです。
働きアリの体長は1ミリから2ミリと小さく、見つけにくいため、一旦国内に定着すると根絶することが難しいということで、環境省は水島港の周辺とコンテナ船が経由した神戸港の周辺で調査を続けることにしています。