ハトの生態
鳩は古くから平和の象徴として人々に愛されて来ました。 又、電話が無かった時
代には、伝書鳩としても働いていました。 最近ではレースバトとして活躍する他
結婚式やオリンピックの開会式でも活躍しています。 又、公園や広場を訪れた人達からエサをもらっている姿は、とても可愛く心を和ませてくれます。
しかし私達の生活環境で増えすぎると、いろいろな被害をもたらします。 環境被害としては、ふん害や騒音。 健康上の被害と
しては、病気や寄生虫等があります。ドバトの防除は、野生動物
の保護を目的とした 「鳥類保護及び狩猟法に関する法律」に基づき行う必要があ
ります。
この、法律によれば、ドバトを捕獲したり、毒薬や劇薬を使用して 防除
する場合は都道府県知事の許可が必要です。 捕獲以外には、忌避剤、電気ショッ
ク、超音波、ステンレス針帯、 ペースト状の粘着剤を塗っておきドバトがその上に
止まった場合、 足が粘つく事により嫌がらせる方法等の忌避法と、 ネットを張り
ドバトの侵入を防止する侵入防止法があります。 防除施工にあたっては、ドバトの
休息場所、固体数、被害状況 建物の構造等を調査し、その上で施工場所の状況、
経済性、実用性等を 考慮して施工方法を決定するのがよいでしょう。
人の生活空間に侵入してくる家ネズミはクマネズミ、ドブネズミ、ハツカネズミが主な種ですが現在、都市部を中心に勢力を増やし
続けてるのがクマネズミです。
クマネズミは縦の動きに優れていて立体的な活動をする事と人間に身近な空間で過ごす事が出来る為により都市環境に向いたネズミだと
いえます。
ドブネズミがせいぜい1階の天井裏までしか上っていけないのに対してクマネズミは配管を伝ってビルの最上階まで上っていきます。
また50cm位の高さであれば簡単にジャンプして上ってしまいます。
そしてクマネズミは飲食店の厨房内で巣を作ったり一般家屋でも冷蔵庫のモーター部、押入れの中等で巣を作ったりします。
クマネズミは安全だと思えば人間との距離を気にしないで生活してしまうのです。
これはそのまま都市部でクマネズミの生活出来る空間が多いという事になります。
クマネズミとドブネズミの見た目の違いは尾の長さがドブネズミは体長よりも短いのに対してクマネズミは体長より尾が長く耳と眼が大きい
のが特徴です。
また、クマネズミは大きなもので200~250g程度ですがドブネズミは通常300g程度で中には600gに達するものまでいます。
ネズミは元来、夜行性ですが自然の昼夜よりも人間の活動に関連した明暗によって生活を変化させています。
例えば朝方まで営業する飲食店では営業が終わって朝になってからネズミの活動が活発になったりします。
昼間は人が居なくて夜に営業する飲食店等ではネズミもそれに合わせて生活パターンを変えてるのです。
このように人間の生活(食物、移住空間)をネズミは大いに利用して生きてます。
それだけに住みつかれるとやっかいなのです。
直接的な害として、食べ物を食べられる(靴、石鹸、服等も齧られます)壁、柱、配線を齧られる等があげられます。
特に配線を齧られると火事になる恐れもあり危険性が高いです。
また衛生上の害も多く、糞や尿からはワイル病(発熱、視力障害等)サルモネラ病(食中毒)等に感染するおそれがあり、
ネズミの体表に寄生するダニやノミによる被害もあります。
特にイエダニはネズミの外部寄生虫としての代表的なものでその被害は後を絶ちません。
ネズミの被害に遭う前にまずはネズミが通れそうな穴や隙間があればしっかり塞いで下さい。
整理整頓してネズミが隠れられるような場所をなくしましょう。
ネズミが居るような形跡を見つけたり気配を感じた場合はまずタンスと壁の隙間、冷蔵庫の裏、押入れの中等の
ネズミが潜んでいたり通りそうな場所をチェックして糞やネズミが持ち込んだ物がないか見てみましょう。
はっきりとした形跡があった場合は少しでも早く対処してネズミをいなくする事が被害を最小限に抑える事