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今日は12月17日の中日新聞朝刊の記事を紹介します。
屋根裏など暖かい場所を求めて家に侵入することもあるアライグマの目撃が、県内で後を絶たない。かわいい見た目とは裏腹に牙や爪が鋭く、性格は凶暴。すみ着くと追い出しても戻ってくる恐れがあり、害獣の駆除を手がける業者は対策を呼びかけている。(小崎一葉)
11月12日夜、害獣駆除の業者に愛西市に住む男性から依頼があった。男性によると「使っていなかった部屋を開けたら生臭いにおいがした。屋根裏からドタドタと音がする」という。翌朝、同社の作業員が男性宅を訪ねると、ソファの上でたたずんでいるアライグマを見つけた。屋根裏にすみ着いた2匹のふんで木材が傷み、天井が抜け落ちていた。作業員は餌を使ったわなで2匹を捕獲した。
アライグマは、1977年にテレビアニメ「あらいぐまラスカル」の放映をきっかけにペットとして多く輸入された外来種。その後、森林などに放たれ、野生化した。アライグマが保有する回虫に寄生されることで発症する「アライグマ回虫症」は重症化した場合、2人に1人が死に至るという。
生態系への悪影響や農作物への被害などから、2005年には特定外来生物に指定された。なごや生物多様性センター(名古屋市天白区)の担当者は「名古屋市内の街中でも目撃情報が相次ぎ、広く分布している」と話す。環境省によると、県内では20年度までの2年間で捕獲数が約1・5倍に増加した。
同社によると、住宅への侵入を防ぐには、家の周りに餌になるようなゴミや足場になるようなブロックなどを置かないことや、10㌢程度の穴でも通り抜けられるため金網などで侵入経路をふさぐことが重要となる。(中日新聞朝刊より)
まずは侵入させないようにするのが重要です。これまで害獣駆除にお伺いした住宅のほとんどが、床下の換気口が破損しているか、屋根が重なっている箇所に隙間がありました。近くに川や田んぼがあったり、柿の木がある住宅は要注意ですよ!